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水虫の原因、白癬菌を科学的に深く知ってみる

水虫は白癬菌というカビの一種が原因となって起きる皮膚病です。
白癬菌は広義には皮膚糸状菌と呼ばれることもあります。
皮膚糸状菌はその名のとおり、顕微鏡で見ると細い糸のような形をしており、人間の皮膚に寄生して病変を引き起こします。
菌が繁殖しただけでは痒みを感じることはありませんが、角質層の奥に入り込んで炎症を起こすことにより、水虫独特の痒みが現れます。

皮膚糸状菌は科学的には白癬菌属・小胞子菌属・表皮菌属に分けられ、このうち40種類以上が白癬を引き起こすとされています。
日本では40種類以上のうち主に10種類ほどが確認されており、特にトリコフィトン・ルブルムとトリコフィトン・メンタグロフィテスの2種類が多く見られます。
皮膚糸状菌が原因となる病気は白癬のほかに黄癬や渦状癬があります。
ただし黄癬や渦状癬は現在日本では見られません。

白癬症のうち足にできたものを水虫と呼びますが、白癬菌は体のどこででも繁殖する可能性があり、その部位によってシラクモとかインキンタムシとか呼ばれます。
また人間だけでなく、犬や猫が感染することもあり、さらにペットから人間に感染する可能性もあります。

白癬菌は蛋白質の一種であるケラチンを主な栄養源にしています。
ケラチンは角質化した皮膚の垢に多く含まれるため、白癬菌は人間の表皮に好んで住み着きます。
増殖が進むと皮膚の奥にまで入り込み、栄養源となる蛋白質を求めて内臓にまで及ぶことがあります。
非常にまれなケースですが、こうなると危険な状態に陥ることもあります。

白癬菌が角質層の下に入り込まないと痒みを感じないため、水虫に感染しても自覚症状がない人が多くいます。
水虫の患者は日本に2000万人以上いるとも言われていますが、白癬菌は高温多湿を好むため、夏場には数が増え冬場には減ると考えられています。
しかし冬になっても菌がいなくなったわけではなく、夏になると再発するケースがよく見られます。

水虫の研究と歴史

水虫という言葉が初めて文献に登場するのは式亭三馬の「浮世風呂」と言われています。
江戸時代には水田で働く農民など、いつも足を水に漬けている人がかかる病気で、だから水虫という名がついたと考えられます。
下駄や草履を履いていると足が蒸れないため、日本人は水虫にかかりにくかったわけですが、明治時代に入って靴を履くようになると、次第に感染者が増えていきます。

科学的に水虫の研究が始まったのは、19世紀末のヨーロッパであるとされています。
水虫の原因を研究し、人間の皮膚で繁殖する真菌を検出したのがフランスのサブロー博士でした。
フランスに留学してサブロー博士に師事し、水虫の原因を白癬菌であると特定したのが、後に東京帝国大学教授となる太田正雄でした。

太田正雄は木下杢太郎というペンネームで、詩人や劇作家としても多くの業績を残しています。
研究者としては東京帝国大学を卒業後、大正5年に旧満州の奉天に赴任し真菌の研究に打ち込みます。
日本で水虫が爆発的に流行しはじめたのは、大正時代から昭和の初めにかけて、軍隊で一日中靴を履いて過ごすようになったことがきっかけと言われています。
当時の軍隊では水虫は深刻な問題でした。

太田正雄は大正10年に水虫の原因をつきとめ、真菌の分類法を確立するなどの功績をあげて、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与されています。
その後は不治の病とされたハンセン病の研究に取り組みましたが、昭和20年に亡くなりました。
水虫の薬を発明すればノーベル賞ものだと言われることもありますが、実はそのようなことはありません。
偉大な先人の研究のおかげで、水虫は現在では完全に治療可能な病気になっています。

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